2016年7月30日土曜日

ゆうかさん その14。

矢沢さんとゆうかさんの関係を一通り聞いた僕は、ゆうかさんは矢沢さんと喧嘩して寂しかったから僕と付き合ってくれていたのかな…と考え始めていた。

一旦そう考えてしまうと、期間は短かったにせよ、今日までのゆうかさんとの楽しかったはずの思い出が、すごく薄っぺらい陳腐な物へと変わっていき、気持ちが冷めていったのを感じた。

2016年7月27日水曜日

ゆうかさん その13。

居間のソファーに僕と矢沢さんを座らせておきながら、ずるいことに、ゆうかさんは何も言わなかった。

俯いて泣いていたし、矢沢さんが「お邪魔だったね…」と言うと、更に肩を震わせて泣いていた。

2016年7月24日日曜日

ゆうかさん その12。

ゆうかさんの部屋に突然訪ねてきた矢沢さん。

当初はゆうかさんが言うように、不審者かと思っていたが、実際の矢沢さんからは全然不審者な印象を受けることはなく、むしろ物腰の柔らかい良い人という感じを受けた。

しかしそれよりも何よりも、矢沢さんが、ゆうかさんの恋人だと名乗ったことに、僕は驚いて声が出なかった。

2016年7月21日木曜日

ゆうかさん その11。

この人がゆうかさんに付きまとうストーカーなんだろうか。

スーツを着ていて普通のサラリーマンに見えるな…と思っていると、変な人も居間から走ってきた僕を見るなり、すごく驚き動揺したような表情をした。

2016年7月19日火曜日

ゆうかさん その10

ゆうかさんの家の前のインターホンが鳴った。

2016年7月15日金曜日

ゆうかさん その9。

突然のインターホンに驚いたが、驚いていたのは僕よりも、インターホンのディスプレイを見ていたゆうかさんだった。

僕は宅急便かなにかかと思っていたので、なぜゆうかさんが、ディスプレイを見たまま固まっているのかと、不思議だった。

2016年7月12日火曜日

ゆうかさん その8。

この日のデートは、ゆうかさんの自宅で餃子パーティーをする予定だった。

2016年7月9日土曜日

ゆうかさん その7。

こうして僕とゆうかさんは、結婚前提で交際することになった。

というか、結婚前提という部分に関しては僕の一方的な想いでしかなかったのかもしれない。

2016年7月7日木曜日

ゆうかさん その6。

この頃の僕は、大体2週間に1回のペースでゆうかさんと食事をしていたと思う。

僕から誘ったり、ゆうかさんに誘われたり。ただただ、毎日が楽しく、活き活きと仕事をして、次にゆうかさんと会う事を心待ちにして過ごしていた。

2016年7月6日水曜日

ゆうかさん その5。

2回目の食事は、お寿司屋さんに行くことになった。

前回の食事で、お寿司の話で盛り上がったからだ。以前家族で行ったお寿司屋さんがとても美味しかったので、そのお店を提案すると、「猫背さんと猫背さんのご家族がお好きなお寿司屋さん、行ってみたいです」と返事がきたのだ。小躍りしてしまった。

2016年7月4日月曜日

ゆうかさん その4。

ゆうかさんとメキシコ料理に行き楽しい時間を過ごした後、僕は1週間以上余韻に浸っていたと思う。

ゆうかさんの薄い水色のワンピースなどの控えめな服装や、綺麗で丁寧な食べ方、少食かと思いきや食べるのが大好きで、お酒も大好きな所。

決して誰かの悪口などを言わず相手の良い所を探そうとする所、ペットの猫ちゃんを大事にしている所、家族仲が良さそうな所…この時の僕は盲目だったのだろうが、ゆうかさんの魅力にすっかり引き込まれていた。